浜田山町会公式ホームページ
活動だより
震災救援所訓練(浜田山小学校)
今年も震災救援所訓練に参加しました。
まずは避難場所として使用できるかどうか、体育館の安全点検を行いました。外観の目視、外周の点検、内部の点検をします。それぞれチェック項目があり、ひとつでも該当した場合は体育館に入れません。体育館が使用不能の場合は校舎の一部を避難場所として使用できるか、こちらも点検を行いました。
さて、こちらは起震車です。
消防団の方々と震災救援所訓練連絡会の会長さんが乗り込みました。
会長さん、最初は余裕の表情でしたが…
震度7を体験。
「…腰が抜けちゃったよ〜」と、小さくひとこと。
フラフラしながら降りていらっしゃいました。
お次は初期消化訓練の様子です。
毎年思いますが、家にあっても練習できない消火器。
まずは「火事だ〜〜!」と大声で叫びます。火事になっていることを周囲に知らせると同時に助けを呼びます。
そして消火器の出番です。
家庭用消化器の放射距離は3〜5メートル。5メートル程離れた場所に立って、火の元を狙います。
ピンを抜いて
ホースを構え
レバーを握る
初期消火は炎が天井に届く前まで有効です。炎が天井に届いてしまったら逃げてください。とのことでした。
非常用トイレは毎年展示されていますが、今回はマンホールトイレについて詳しくお話を伺うことができました。
柏の宮公園に下水道直結のマンホールトイレが備えられているのは『広報すぎなみ』にも掲載されていたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、浜田山小学校にもありました!
今回はマンホールトイレ用のマンホールを見させていただきました。かなり深い縦穴で、覗き込むとちょっと怖かったです。ここにトイレとテントを設置して、プールの水を流すそうです。
校舎の裏の、誰も気にしていなかったマンホール。
実は何とも心強いマンホールでした。
来年もまた新しい知識や経験が増えたらいいなとは思いますが、訓練というのは繰り返し同じことを行なってそれが上手になったり体が覚えること・慣れることです。震災救援所訓練は、毎年同じ内容でも毎年行う・参加することこそ肝要だと思いました。
スタンドパイプ訓練
杉並消防署高井戸出張所でスタンドパイプの訓練を受けてまいりました。
まずは本物の消火栓の開閉から。消防署を出てすぐの小路で訓練スタートです。
消火栓は四角と丸の二種類あります。四角いのは古く、丸いものが新しい消火栓なのだそうです。
「この中で一番小さいのは誰かな?」小柄でも開けられるのか試してみようということで、一番華奢と思しき役員がチャレンジです。
十字ハンドル(消火栓開閉器具)を使い、テコの原理で蓋を開けます。
「結構重い〜!」と言いながらも無事開けることができました。
消火栓の中には、吐水口(水が出る所)と放水弁(四角い突起)があります。この突起にハンドルの下についているドライバー部分を被せ合わせて、家庭にある回すタイプの蛇口ハンドルと同じく左(反時計回り)に回すと水が出てきます。
さて、消防署内に戻ってスタンドパイプの操作訓練です。
三人一組になって奮闘しました。この黄色く縁取られた箱は訓練用の消火栓模型です。
消火栓の蓋を開ける、ハンドルを設置、スタンドパイプを設置、ホースを延ばす、スタンドパイプにホースを装着、ホースに菅鎗(かんそう)を装着、放水はじめ!の合図、放水やめ!の合図、そして後片付けまで。・・・といっても、ホースを巻く作業は素人では時間がかかり過ぎるため、消防士さんが代わりに巻いてくださいました。
このホースが難物で。
今回一番難しかったのは、丸めてあるホースを勢いよく投げて延ばす訓練でした。お手本を見せてくださった消防士さんは20mのホースを難なく一度で延ばしきっていらっしゃいましたが、素人にはとても難しく、なかなか延ばしきれません。
「ソフトボール投げ?」
「ボウリングっぽい感じ??」
何せ全員初体験です。なかなかうまく延ばすことができませんでした。
スタンドパイプの取り扱い自体は簡単で、説明書を読まないと操作できない・・・というものではありませんでした。
が、訓練は簡単ではありませんでした。
そして、消火栓を使う際にはくれぐれも注意を怠らないようにとのことでした。消火栓の蓋が倒れて足や指を挟んでしまったり、操作に必死になって足を踏み外してしまったり子どもが落ちてしまったりする危険があるそうです。事故防止のため、消火栓を開けた際には、操作する人の他に消火栓周りの安全に気を配る人員を配置することが重要なのだそうです。また、放水の合図もですが、安全・確認のために声をかけ合うことがとても大切だとお話ししてくださいました。
いざという時ご指導通りに動けるかどうか不安は拭いきれませんが、このお話を忘れないでおくことで安全に行動することができたらいいなと思います。
最後に、消火栓の位置が示されている地図を拝見しました。
これは写真では撮りきれないし、でもこの情報は町会で持っていたい・・・と思っていましたら、「アプリがありますよ」と教えてくださいました。
早速ダウンロードしてみた東京消防庁公式アプリでは・・・
わっ!消火栓がいっぱい!!!
(中心あたりが浜田山駅です)
拡大してみるとこのような感じです。
人海戦術で消火栓の位置を確認せずともアプリが位置を教えてくれました。
このアプリには、画像の消火栓・防火水槽等マップほか、「救急車ひっ迫アラート」、「各種お知らせ」、「災害情報」、救急車を呼んだほうがいいのかわからない、応急手当てについて、消火器を廃棄したい等の「FAQ(よくある質問)」や、知りたいことのキーワードを入れるとチャットボットが答えてくれる「おしえて!キュータ」というQ&Aなどがあります。是非ダウンロードしてご覧いただけましたらと思います。
杉並消防署高井戸出張所の消防士の皆さま、お忙しい中、訓練に時間を割いてくださいましてありがとうございました。
東京消防庁公式アプリ
防災訓練実施通知書
NOMERUZO(飲めるゾウ)
昨日に引き続きまして、浜田山町会で新たに購入した防災用品のご紹介です。
東京都の関東大震災100年防災強化助成金を受け、ポリタンク型非常用浄水器『NOMERUZO(飲めるゾウ)ミニ』を10台購入しました。
各ご家庭での防災備蓄、備えていらっしゃる方も多いことと思いますが、一番備蓄したいと思いつつ一番置き場に困ってしまうのが飲料水ではないでしょうか。
NOMERUZOで飲料水を作るために使用できるのは、期限切れペットボトルの水、雨水、風呂水(入浴剤入りは不可)、貯水タンク水、断水停電時の家庭用温水器(エコキュートなど)のタンクの水など。
高性能フィルターによって病原細菌(大腸菌、コレラ菌、バクテリア、チフス、インフルエンザなど)や、カビ、原生動物(エキノコックスなど)や、家庭用品品質表示に定められた13物質を除去することができて、安心して飲める綺麗な水になるのだそうです。頼もしいですね。
これも、使う機会がないといいなと思いつつですが、備えることは大切です。
町会の防災・減災のために何が必要か、何をするべきか。浜田山町会では、今後も防災について考え、行動してまいります。
消防ホースセット『火消し箱』
浜田山町会にスタンドパイプが3つ到着しました。
消火栓からの水で初期消火するための消防ホースセット『火消し箱』です。
スタンドパイプはコンパクトながら消火機材としては軽量で操作も簡単とのこと。D級ポンプと同じく消防車両が入れない狭い道路や木造住宅密集地で有効な消火活動ができるという優れ物で、毎分100リットル以上の放水ができるのだそうです。
箱の中には、スタンドパイプ、噴霧ノズル付きの菅鎗(かんそう)、差し込み式の媒介金具、十字鍵付きハンドル、消防ホースが4本入っています。杉並区からの防災助成金で購入させていただきました。
町会内でより有効な場所にと思案中で置き場所はまだ確定していませんが、来月半ばに杉並消防署高井戸出張所でスタンドパイプの訓練を受ける予定です。
災害への備え、防災はとても大切です。使う日が来ないことを願いつつ、定期的に訓練をしていきたいと思います。
【動画】東京消防庁公式チャンネル
キュータと学ぼう!スタンドパイプの使い方
※音が出ますので、ご覧いただく際には音量にお気をつけください